田舎がない私にとって、この10年間の金沢はそんな場所でした。
10年前というと、結婚もまだしていなくて、1人暮らしをしながら仕事をして、
まだまだいろいろ模索していた頃だったかな。
泣きながら金沢駅に降り立ち、母に迎えてもらったこともあったなぁ。
いろんなしがらみや東京での日々を、全部置いて素の自分に戻れる場所だったような気がします。
この10年の変化はとっても大きくて。
結婚をして、子供ができて、
ずっと1人で通っていた金沢への道のりに璃久が同行するようになって。
その璃久が初めて金沢に来たのは3ヶ月の時。
ずっ機内で泣き出さないか心配ばかりしていたあの頃。
今はすっかり飛行機慣れした璃久。
3歳になったので、ちゃんと1つ璃久の席も用意して、
並んで座って移動できるようになりました。
そんな10年。
金沢は気が張ってる日々から、ふと息を抜ける場所として、
私を支えてきてくれたような気がします。
だからやっぱり、ここにずっとあった居場所がなくなるのは、ちょっと寂しい。
いいところをいっぱい見つけられました。
メジャーなところから、とっても些細なところまで。
ちょっと遠くなっちゃうけど、またいつか、遊びにきます。
今までどうもありがとう!