午後の部には保護者有志や先生方の演奏発表がありました。
このクリスマス会の2日前、友人から「ピアノ、弾けるんだよね…?」と声を掛けられた私。
もしや…と思ったら、やはりクリスマス会で演奏する人を探しているとのことでした。
ピアノ、やってはいたけれど、もうかれこれ20年もまともに鍵盤を触っていないので、
今の自分に何ができるのか、本当に未知数でした。
でもフルートができるママとバイオリンができるママも先生に頼まれ後に引けない様子だったので、
何とか力になれないかと、とりあえず、譜面を見てちょっとピアノに触れてみることにしました。
演奏する曲は4曲。
それをもう1人、ピアノ経験のあるママと手分けをすることにしました。
同じマンションの友人から電子ピアノをお借りして、とりあえず練習をしてみることに。
珍しいものが家にあると、璃久が食いつかないわけがなく…
璃久が起きている時間に練習するのは無理だったので、
寝静まってから小さいボリュームで練習、練習。
そんな2日間を過ごしながら、何だかあっという間に本番の日になってしまいました。
ホールの中は満員。
子供たちもその親たちも、たくさんのひとで埋め尽くされていました。
ステージの前に4人で並んで一礼したら、もう後には引けません。
4曲のうち3曲は、午前の部で子供たちが演奏した曲から選曲したので、
演奏が始まると子供たちの大合唱になり、場内はとても盛り上がりました。
多少のミスも消されちゃうくらいの子供たちの大音量に救われました。
最後の曲『星に願いを』だけは聴かせる曲。
ゆったりとしたメロディーだし、間違えると目立つ曲。
すごい緊張。
こんなに緊張したのはどれくらいぶりかなぁ?
途中、少し慣れ余裕が出てきた時もあったのに、
何とかミスなく最後までたどり着けそうなところまで来たら、
「このままミスなく最後まで行けるかな?」という思いで
指も足もガクガク震えてきてしまいました。
足が震えたことは今まで1度もなかったと思うんだけど(笑)
そして。
最後まで無事たどり着くことができました。
いやぁ。
ホッとしました。
また4人で一礼して会場を後にしました。
控え室に戻ったらやっと長い緊張から解放され、
みんなで「楽しかったねー」と達成感を共感しました。
久しぶりの合奏、楽しかったなぁ。
中学校のブラスバンド以来かも?
それはみんなも同じだったみたいで、
「これ、サークルにしちゃおうか?」と盛り上がりました。
探せば他にも楽器の経験者はいるだろうし、またやりたいね、と。
ブラスでやっていたトランペットでも、またピアノでもいいから、
合奏を楽しむ機会ができたらそれは幸せなことだなぁ。
2日前には想像もしなかったこの達成感。
声を掛けてくれた友人に感謝の気持ちでいっぱいです。
それから、親しい友人たちにも恥ずかしくて演奏することが伝えられなかったのだけど、
ホールを出た後みんなに「よかったよー」とたくさん声を掛けてもらえてそれも嬉しかったなぁ。
良い経験ができました。
そして新しいことへのきっかけもつかめたかな?