日曜日。
とても暖かい陽射しの中、鎌倉不識庵の教室に行ってきました。
先月は旅行ためにお休みしていたこともあり、何だかとても久しぶり。
この日、お教室のまり先生は還暦のお誕生日だったとのこと。
とても長かった髪をバッサリとショートにされていました。
「気持ちも新たにスタートっていう感じでね。」と。
とても似合っていて、かっこよかった!
他の生徒さんが遅れてこられたので、先生と2人で下ごしらえ。
お昼過ぎからお食事だけのお客様も来られる予定だったので、
ちょっと多めの下ごしらえでした。
先生のお宅は、稲村ヶ崎の駅からしばらく坂というか、山を登った高台にあって、
台所からは山の木々と、その合間から見える空がとても気持ちがいいんです。
その台所で無心にたくさんの野菜ひたすら刻んだりするのが何だかよくて。
もう、修行僧の気分です。ハイ。
1月の献立は
・こんにゃく飯
・呉汁
・切干大根ごま酢和え
・昆布巻き大根
・豆腐の抹茶あんかけ
・車麩のごま酢和え
こんにゃくご飯はごま油と濃口醤油で乾煎りし、
炊いた雑穀米に混ぜるだけ。
初めて食べたけれどなかなか美味しいかったです。
呉汁、生まれて初めて頂きました。
里芋や人参などを小さく刻んだものを具にして、
ちょっと濃い目の味噌汁(赤味噌と白味噌のブレンド)をつくり、
そこに大豆を摩り下ろしたものを加えたのが呉汁です。
思ったより簡単にできるので、今度やってみよう!
切干大根も車麩も、年中ストックが多いのですが、
料理は結構ワンパターンになってしまいがち。
今回はどちらもごま酢和えにしたのですが、
ちょっと目新しくて活用できそうです。
擦ったごまにみりん、酢、薄口しょうゆを加えたものを
戻した切干大根や、車麩と和えるだけ。
車麩の方は湯がいたせりを刻んで混ぜました。
この苦味で味が引き締まります。
昆布巻き大根は戻した昆布と桂剥きした大根を
千切りにした人参を芯に、くるくるくるっと巻いて
みりん、醤油、塩で味をした出汁で煮込んでいきます。
昆布と油揚げのバージョンも作りましたが、
見た目もきれいで、抜群のお味。
豆腐の抹茶あんかけは、豆腐に片栗粉を振り、
熱い湯の中に落とし、豆腐を温めておきます。
豆腐を取り上げ、片栗粉が溶けた湯の中に、
抹茶と百合根、小豆を加えとろみをつけた餡にし、
お豆腐にかけていただきます。
小豆や百合根の素材の味がそのままに、
風味を楽しめる一品です。
久しぶりにまた、丁寧にお料理をする清清しさを感じました。
これをまた来月まで持続させて…
日々精進です。