第79回アカデミー賞にてヘレン・ミレンが、
主演女優賞を受賞したことで
話題になった「
The Queen」を見てきました。
どこまでがノンフィクションで、どこからがフィクションだか分からなかったけれど、
ダイアナ妃の突然の死という事実に基づいた皇室の裏側というのは
ちょっと興味深い設定でした。やじうま的かなぁ…
ダイアナ妃が交通事故に遭ったというニュースを初めて聞いたのは、
休日出勤をしていたオフィスで聞いていたFMのニュースででした。
一瞬、聞き間違えたかと思って、自分の耳を疑ったのを覚えています。
ちょうどあの事故直後にロンドンにいた友人からもらった手紙には、
ロンドン中の花屋さんから花がなくなってしまったよ、と書いてありました。
バッキンガム宮殿の前に追悼の花束があふれている映像は映画の中でも流れていました。
皇室の伝統を重んじるクイーンと、それに対する国民の反感。
たとえばアメリカの銃にまつわる数々の問題と、アメリカ人のフロンティア精神。
たとえば憲法改正と国民投票法案。
いろいろなところで、今まで続いてきたことに対して変革をしようという動きや、
変革の必要に直面する時代になってきているんだなぁと感じます。
変えなければいけないことと、伝統を守るべきことの見極めってとても難しい。
クイーンの苦悩からそんなことを考えさせられました。