最近の暑さにはさすがに根負けしそうです。
この炎天下に璃久を連れ出したら、
ぐったりしてしまいそうで、やはり躊躇します。
そんな暑い日は昼寝に限ります。
ランチを食べて少し休んだら、2人でゴロンと昼寝です。
昔、まだ私が子供だった頃、
夏の午後の昼寝は気持ちのいいものでした。
家の中の風通しのいい場所で、窓を開けてゴロン。
風に吹かれて膨らんだカーテンが、
ふわりとカラダに触れる感触を
今でもよぉく覚えています。
昔はそれほど風通しがよく、窓を開けておくと涼しい超えて
寒いと感じることもあったように記憶しています。
今は茅ヶ崎も、そんなに涼しくないような気がするなぁ。
窓を開けているから、近所の家から、
高校野球中継のサイレンが聞こえてきたり…
それが夏の風景でした。
璃久と一緒に少し休んだ後、
私はそっと抜け出して家事を片付けたりしてしまうので、
目を覚ました璃久は、キョロキョロしながら私を探します。
そして、隣にいないことに気付くと、「ふぇーん」と泣き出します。
その璃久の何とも言えない不安な気持ち、私も覚えています。
一緒に眠ったはずの母が、目を覚ますといなくて、
「あれ?ママは?」っていう、ポツンと寂しいような不安な気持ち。
そんな時母は、私を起こさないようにそっと起き出し、
別の部屋で家事をしたり、買い物に出たりしていたっけ。
同じこと、してるんだなぁ。
でも1つ残念なのは、璃久には風に膨らんだカーテンが
カラダに触れる感触を体験させてあげられないこと。
窓を開けても日中は、熱風しか入ってこないんだなぁ。
やっぱり地球は、確実に暑くなっているんですね。
璃久にとって、最初の試練、この酷暑はまだまだ続きそうです。