一昨日の朝、J-WAVEの「
BOOM TOWN」を聞いていた時に知った、
青山のスパイラルガーデンで開催中の
『
Be Honest! -次世代へのタイムレス・デザイン-artek & marimekko』に行ってきました。
アアルトの「Stool60」は誰しもが一度は目にしているのではないでしょうか。
それもそのはず、今までに、800万脚以上も販売されているんだそうです。
この展覧会では、数々のクリエイターがアレンジした
「Stool60」も展示されていたのですが、
私の目を惹き付けたのは、古い「Stool60」です。
artekは「
セカンド・サイクル」というプログラムをたちあげ、
長年使い込まれた作品を回収し、
その歴史を再認識するという試みをしています。
作品に付けられたIDはartekで管理され、
それぞれの物語が記録され続けるそうです。
色の褪せ具合やたたずまいが、とても素敵でした。
使い手が色を塗ったりしながら、使っていたことで、
一つ一つがとても個性的な表情をもっていました。
サステイナブルなデザインだからこそ、
こんなふうに、様々に時の経過を重ね、
味のある風合いになっていけるんだということを感じました。
同時にマリメッコのテキスタイルも展示されていました。
椅子の座面や床に貼られていたストライプの柄は、
ヴォッコ・エスコリン-ヌルメスニエミの好きな柄だったので、
ちょっと嬉しかったけれど、もっと見たかったなぁ。
1Fにあるカフェは、全てのテーブルと椅子が
アアルトのものになっていました。
こうやって、たくさんのアアルト作品が並んだ様子を見ると、
一昨年訪れた、フィンランドを思い出さずにはいられません。
ロバニエミの図書館やアアルトの自邸など、
作品が普通に生活に融け込んでいることに、感動したなぁ。
今日は璃久にお付き合い頂いちゃったので、カフェには立ち寄らず、
遠目で眺めるだけにして帰途につくことにしました。