今週の初めから両親の住む金沢に来ています。
月曜日、火曜日とかなりちゃんとした雪に降られ、
やはり北陸の春はまだまだだなぁを実感しました。
とはいえ、重い雪から樹木を守る「雪吊り」も取り外しの作業にかかったり、
桜の咲く頃に合わせて行われるお祭りの準備が始まったり、
金沢の人々の気持ちも、少しずつ暖かい春に向かっているのかもしれません。
天気予報でも「この冬最後の積雪」って言っているので、
それに立ち会えたことを少々嬉しくも思っていたり…
おそらく私にとってもこの冬最後の雪見になりそうだったので。
ここに来て今日で5日目ですが、特に何をするでもなく…
両親が金沢に転勤になってからの4年間で見つけた
お気に入りの場所を訪れてその存在を確認する作業を日々しています。
観光地として見所も多い金沢ですが、私が「観光地目線」ではなく
とても気に入っている場所もいくつもあります。
その中でも最近特にお気に入りのお店を2軒記録しておきます。
#1
茶房 ゴーシュ
両親の住む家のほど近くに、
「ひがし茶屋町」と呼ばれるエリアがあります。
かつては夜になると旦那衆が集まっては
酒をたしなみ、芸事を楽しんだという
お茶屋さんが立ち並ぶ、とても金沢らしい
風情のある町並みです。
ここに(ちょっとメインの通りから外れたところに)「茶房 ゴーシュ」はあります。
築100年以上の民家をそのままに残したお店で、お茶やお酒がいただけます。
夜はシャンソンを聴きながらお酒を飲む、なんてこともできるみたいですが、
私の目的はランチのカレー。
ゴーシュのナスのカレーは私が目標とする味のカレーなのです。
本当は歯列矯正中の私にカレーのターメリックは装置に色素がつくため御法度なのですが、
ここにきてゴーシュのカレーを見過ごすわけにはいかず、黄色くなることを覚悟の上
食べに行って来ました。
ランチはナスのカレーしかありません。
カレーに種類はありません。
このこだわりも好きです。
#2
PHONO
新堅町という骨董屋さんがいくつも並ぶ
通りにあるこのお店を見つけたのは
2,3年前だったかな。
置いてあるヴィンテージ家具も、
お店の佇まいも好きで、
それから何度か金沢に来るたびに
のぞいていました。
店主と一つ二つの家具屋談義が
できるのも楽しみの一つです。
「
PHONO」
我が家ではまだ「チェスト問題」が解決していないので、
いいのがあったらいいなぁという期待も込めて行って来ました。
残念ながらとてもいい感じのものがあったのですが、引き出しが8段で、
(私たちが探しているのは5段で…)少々大きめでした。
金沢では、興味深い歴史や伝統文化に触れられることはもちろん、
その中に若い人たちが創っている新しいものが点在していることもおもしろい。
中でも新しさが突飛ではなくて、適度融けているものに好感がもてます。
4年の間に観光客として、多くのスポットにも足を運びましたが、
ここのところ、ここでの生活にも慣れた母とふらふらとお気に入りの場所と
呼べるところに足を運べるのがここへくる楽しみになりました。
だいぶ地元風を吹かしてるかなぁなんて思ってると、やはり地元の人には
観光客と見なされ、おみやげを勧められちゃう…
まだまだ、ですね…