9月12日。
遅ればせながら夫が夏休みを取ったので、
1泊2日で軽井沢に行ってきました。
あいにく出発から雨。
軽井沢に入ってからも霧雨がさらさらと降り続き、
さすが避暑地だけあって、東京がこれだけ涼しいと
寒いくらいでした。とにかく寒かったぁ。
会社の福利厚生を使って「
東急ハーヴェストクラブ旧軽井沢」に宿泊。
駅からあまり離れていないのに、とても閑静な緑がいっぱいの中に佇むホテルで、
エントランスの雰囲気も高級感があり、ゆっくり休息をとるにはいいところだなぁと思いました。
部屋はメゾネットタイプで、上の階にはベッドルームとバストイレがあり、
下の階にソファのあるラウンジ、ラウンジの窓は天井まで壁一面にあるので、
窓から緑や陽の光がとても気持ちよく感じられるつくりになっていました。
日常生活ではちょっと味わえないリゾート感が嬉しかった。
露天風呂もある大浴場で霧雨の中立ち上がる湯気を見ていたら、
自分の中がすっかり癒されていることを実感しました。
こういうの、必要なんだなぁって痛感しました。
食事はつけていなかったので、夕食は外に食べに行きました。
お目当ては「
旧軽井沢ホテル 音羽の森」のレストラン「桂姫」。
葉山の音羽の森は以前、食事をしたことがありましたが、ここは初めて。
チャペルもあって、結婚式もできるようです。
日中の明るいときに行ってもとても素敵なんだろうなぁな雰囲気だったのですが、
食事も美味しそうだし、夕食はここでしたい、と狙いを定めていました。
ディナーのコースは2種類。4,800円のコースと7,700円のコース。
7,700円のコースには前菜がもう一品とスープがつき、お肉、
お魚のお料理も多少グレードアップするそうなのですが、
「内容としては4,800円のコース、とてもおススメですよ」と
ウェイターさんに薦めていただいたので、そちらにしました。
季節のお野菜を使った前菜、お魚料理は鯛のグリル、
お肉料理は鴨と野菜ののロースト、そしてデザートという構成。
バランスも良く、味も良く、雰囲気も良く。とても気持ちよく、満たされた時間でした。
翌日は雨の中、ちょっと観光。
以前両親と来たときにも一度訪れた「旧三笠ホテル」に再び足を運びました。
雨の中で見る三笠ホテルはちょっとまた違って。っていうか、ちょっと怖くて(笑)
こう、ここに縁のある人々が、あの世から戻ってきちゃいそうな、そういう雰囲気?
ちょっとそわそわしながら見学をしてしまいました(笑)
その後、旧軽銀座を歩きながら、軽井沢の別荘第一号である
「ショーハウス記念館」まで足を運びました。
アレキサンダー・クロフト・ショー師がこの地を「屋根のない病院」と絶賛したという、
明治の時代に思いを馳せ、でもここも雨の中に佇む姿はちょっと寂しげで…
やっぱり天気はいい方が良かったのかなぁ、なんて(苦笑)
昼食は「
万平ホテル」のメインダイニングへ。
ここも一度足を運んでみたいと思っていたレストランでした。
万平ホテルはいわゆる「クラッシックホテル」と呼ばれるホテルの一つ。
関東だったら、日光金谷ホテル、富士屋ホテル、ホテルニューグランド、
中禅寺金谷ホテルなどが挙げられますが、この万平ホテルと、
両金谷ホテルには足を運んだことがなく、せっかく軽井沢に行くなら
その建物を見てみたいと思っていました。
和洋が折衷された建築や内装、照明器具などが独特な雰囲気を醸し出し、
そこにいるだけでタイムトリップしたみたいで。
やはり好きな雰囲気でした。
食事はメインダイニングで。
ここでは洋食、中華が選べます。
どちらにもコース料理とアラカルトが
用意されており、私たちは洋食のアラカルトを。
夫はビーフカレー(2,080円)、私はビーフストロガノフ(2,300円)を頼みました。
夫はストロガノフの方が気に入ったみたいでしたが、実は私はカレーの方が好きだったかな。
でもどちらも老舗ホテルの味と風格で、十分楽しむことができました。
帰り道に千ヶ滝温泉の立ち寄り湯でもう一風呂。
雨に濡れながらの露天風呂もちょっと風情があるもので。
都心から2,3時間での小旅行でこれだけ癒されてしまうなんて、幸せなことです。
新たなキモチでまた、日常生活に帰っていくのでした。