コペンハーゲンの空港に着いたのは16時過ぎ。
空港から直接列車に乗ってコペンハーゲン中央駅まで向かい、
そこからは母と2人、トランクを引きずってホテルに向かいます。
小雨がぱらつき、とても寒い夜。
この時間になると、ほとんどのお店は閉まってしまい、
夕食が食べられるお店を探すのも難しいかも…
そんな私たちを迎えてくれたのはデンマークの心のふるさと、
チボリ公園です。
チボリ公園の開園日は4月から9月。
9月で一旦閉園し、クリスマス時期、つまり
11月の終わりから年末までだけ一時的に開園し、
また春まで閉園してしまうという遊園地。
お店はみんな18時とか19時とかには閉まってしまうのに、
この遊園地は24時まで開いています。すばらしい!!!
私たちがこの時間から行けるのは、ここしかありませんでした。
空港の駅で、交通機関や美術館、博物館、そしてこのチボリ公園の
入場料も無料になるという「コペンハーゲンカード」を購入していたので、
チケットを買うために列をなすこともなく、入園。←達人技。
寒さも雨も忘れてしまうほど、光り輝くチボリ公園。
まさに老若男女、たくさんの人たちが訪れていました。
門からつづくアプローチを抜けると、クリスマスオーナメントや
キャンディーやキャンドル、ニットの帽子、手袋などを売る露店、
レストラン、カフェ、などが並び、そして何より目を引く、数々の絶叫マシーン!
子供たちの歓声があちこちから聞こえてきます。
ジェットーコースターは何だかとても年季が入っていて、
「大丈夫かぁ?」と思わされるような危ういマシーンのように見えました。
ちょうど、浅草の「花やしき」みたいな。
別の怖さがあるよね…と母と苦笑。
一方、大きなテントのような小屋のような建物があり、
その中に入ると、これまた古めかしいお人形たちが、
音楽に合わせて動いているアトラクションでした。
忙しそうにクリスマスの準備をしている、という風景が
織り成されているのですが、何しろそのお人形たちが
怖いほど古めかしくて。ペンギンやアザラシなんかもいるのだけど、
飾らない素朴さというか、ずっと毎年ここでこうやって
動いているんだろうなぁって思わされるような雰囲気でした。
きっと一生懸命オーナメントを選んでいる手をつないだ
おじいちゃん、おばあちゃんが若かった時も、
今は子供を連れてここに来ている私と同じくらいのパパやママも、
ずっと昔から何も変わらないこのチボリ公園に来ているんだろなぁってそう思えてきました。
毎年変わらないのに、変わらないからこそここにきて、
「また今年もクリスマスが来たねぇ」ってわくわくしてるんだろなって思えてきました。
チボリ公園ってもっと、こう、整然した庭園のようになってるような
イメージがあったけれど、もっと素朴で「花やしき」な感じで、
寒くて暗い夜にもホッと温かくなるような空間でした。
クリスマスのチボリ公園に来られてよかった!
このカップたまらない!
寒さをしのぐために飲んだカフェラテの入っていたカップ。
足跡がいいでしょ。
ここでキャンドル買いました。
たくさんあると森みたい。