友人から「絶対気に入るから行ってみてね」と言われていた着物屋さんが
北鎌倉の駅から歩いて程近いところにあります。
お店の名前は「
一文字」。
彼女はここで白い雪輪柄の紬を買ったといっていました。
お店は以前、民家のお茶室だった建物で、有島武郎や川端康成も
足を運んでいたという由緒ある建物でした。
ご主人の石井年子さんが、「こういうのを…」と要望を伝えると、
似合うものを見繕って出してくださいます。
中には美術館行き間違いない、というような珍しい品なんかも見せてくださって、
「ほーっ」っと母と2人関心しきり。
また私が「これはどう?」とあててみても、似合わないときには
「それはよくないわぁ」と率直にアドバイスをくださいます。
とにかく品の良い着物がたくさん揃えてあって、そして価格がお手頃。
これなら私の手にも届く!と嬉しくなってしまいました。
少しずつ好きな着物を揃えていけそうな予感です。
いいものをずっと長く着れるように、着付けを上手にできるようにならなくちゃ。
息子さんとお2人でお店を切り盛りされているというご主人と、
何だか話は着物から遥か脱線して、3時間近くお店にいたんじゃないかなぁ。
北鎌倉の静寂の中で、時の流れをすっかり忘れてしまいました。
ほんとに素敵なお店を紹介してもらいました。
ありがとね。