遅ればせながらTSUTAYAで「
プラダを着た悪魔」を借りて観ました。
ボスであるミランダに認めてもらいたい新人のアンディの奮闘記。
仕事の質の良さをミランダに評価されるようになったアンディですが、
結局はその職場を離れるという選択をします。
友人や恋人や家族を省みない生活を、そして何よりも自分の本意に
背く生き方をしたくないという結論を出したアンディ。
一方で私生活を犠牲にしてもトップに君臨するミランダ。
女性が生きていく上で迫られる選択というのは、
時に(というかかなりの確率で)犠牲を伴うもの。
だからこそ見極めるって難しい。
アンディが誰もがうらやむポジションをあっさり投げ出せるのは
そこで自分のベストを尽くしていたから。
人生のどんなステージでも、ベストを尽くすと未練が残らず、
次に進めるものじゃないかなって思います。
OL時代はOL時代の、主婦は主婦の、ママはママの、それぞれの時代で。
「はい次!」って潔く次のステージに上がっていける女性に憧れます。
この映画のみどころとしてよく話題になっていたのがファッション。
毎日あんなに雑誌の中から飛び出してきたような服を
あれこれ着られたら楽しいだろなぁって思いました。
さえない服装のアンディが「変身」するのに、最初に渡されたのがハイヒール。
靴って本当にモチベーションが変わるきっかけになるんだなぁって
靴好きの私としては、とても興味深いところ。
やっぱり「カツカツ(映画の中では"click!click!"って言ってた)」と
ヒールを鳴らして歩くのって、女性にしてみると、「戦ってる感」があるからかな。
会社勤めを辞めてからは、だいぶ機会が減ってきたけれど、
たまには"click!click!"って歩かなくちゃ。
自戒の念も感じた私でした。