璃久のバイオリン教室では毎月第3日曜日の11時から無料コンサートを開催しています。
今日は興味深々だったバイオリニストの演奏を聴きに行ってきました。
そのバイオリニストとは、西垣恵弾さん。
名門桐朋学園で高校から大学まで学んでいらっしゃるのに、
その後プロボクサーに転身、という異色の経歴の持ち主です。
璃久の先生の1つ先輩になるそうです。
桐朋に入学して、クラッシック一色の学生生活を送るつもりだった先生は、
学校内にいる個性の強い学生にカルチャーショックを受けたそうです。
それもそのはず。
当時の西垣さんのバイオリンはピンク色にペイントされていたそうで…
でも演奏を聴いたらその腕前に、楽器がピンクだろうが関係ないんだ、って思ったそうです。
そんな西垣さんだったので、演奏がとても楽しみでした。
筋肉隆々の腕を露わにしたタンクトップにショートパンツ、スニーカーといういでたちからは
想像もつかないような、澄んだ美しい音色が奏でられたのには言葉もありませんでした。
演奏後、お話をする時間がありました。
伺うと、バイオリンを始めたのは2歳半の時だったそう。
半年以上、先生のところでも寝転がって終わっていて、全然レッスンにはならなかったのに、
それでも続けさせた親の根気のおかげで今がある、というお話をしてくださいました。
そっか。
やっぱり親の根気、だよね。
璃久のバイオリン、続けさせるのは、正直平坦な道ではありません…
家での練習や先生のところでの態度、いろいろ思うところもあります。
でもそれでも何とか、ものになるまで続けさせたいと思う思い。
いつか大人になった時、「あー、続けてきてよかった」って思う時がくることを信じて。
頑張ってほしいんだよなぁ。
今日のお話で、ちょっと力をもらった気がします。
いや、ちょっとじゃないな。
かなり大きな言葉でした。
でも、忘れちゃいけない。
私の根気以上の根気で付き合って下さっている先生のおかげで
どうにか続けられていると思います。
感謝してもしきれない、です。