週末は久しぶりに実家のある茅ヶ崎で過ごしました。
引っ越してからも地元茅ヶ崎の美容院に行ってしまう…
家の近くには美容院がたくさんあるけど、たくさんあるから迷ってしまって、
地元の美容院に予約を入れてしまったわけです。
ガラス張りの開放感のあるお店で、ここに来てここの空間にいるだけで
ちょっとした気分転換になるのもいい。
あの日射しとゆるい空気は茅ヶ崎ならではかなぁ。
だいぶ髪が軽くなったところで、天気もいいし、歩いて帰ることに。
途中「
Hacienda cafe」というcafeでランチを。
店名の「アシエンダ」というのは 『時が止まった世界』という意味だそうです。
ここは普通のごく普通の一軒家を改装したcafeなのですが、とてもいい雰囲気です。
まさに時の経つのを忘れてしまうような。
昔、小学生のとき、この角を曲がって小学校に通ってたことを思うと、不思議な感じです。
こんないい感じのお店になっちゃうなんて。
ランチメニューのガーリックチキンソテーをがっつり食べて、
お茶を飲みながらじっくり読書をしてました。
ここのメインメニューはさまざまな種類のあるガレットのようですが、
空腹をしっかり満たしたい私はチキンソテーにライス…
今度はきっとガレットをいただきに行ってみようっと。
おなかもいっぱいになり、歩きだすと、
ちょっと行ったところに「
southern accents」という上野朝子さんのお店があります。
特に買う目的がなくても、実家に帰ると寄りたくなるお店です。
ここに来ると部屋を今度はこうしよう、とかイメージが湧いてくる気がして、
行きたくなるのです。
日が射してて気持ちよかったなぁ。天気がいい日がいいです、やっぱり。
そこから今度は海に向かって「ラチエン通り」という通りを歩きます。
私が子供のときから海に通った道です。
昔ここにラチエンさんというドイツ人が住んでいたことから
「ラチエン通り」という名前が付いたって小学校のときに習いました。
作家 開高健さんのご自宅(今は資料館ですが)があるのもこの道。
国道134号線にでる、ちょっと手前が軽い上り坂になり、それをちょっと下ると
海岸線が見えてくる、あの感じが好きです。
ラチエン通りと国道のぶつかる角にあったのが、かのパシフィックホテルです。
海に出てサイクリングロードを西に向かって歩きました。
烏帽子岩が浮かんだ海は湖のように穏やか。波がぜんぜんなくて。
こんなに波がなくても、休日の度に弟と波乗りしている夫は
波を求めて自転車でどこまでいったのか…
家に戻るには絶対にこのサイクリングロードを通るので、
大きな木のベンチに腰をかけて、2人が帰ってくるのをぼーっと待つことにしました。
海に来るのはちょっと久しぶりだなぁと思いながら。
湘南は夏!って思われるだろうけど、私は今頃から5月の海が好きです。
ちょうどGWの頃。
夏の盛りにはいろんなところから人がやってきて、すごく混むし、ごみが増えるし…
それより少し前の穏やかな海がいいです。
散歩や読書にはもってこいです。
思惑通りこの道を通って帰ってきた2人と合流して、
近所にある「
Pacific Deli」に3人でお茶を飲みに行きました。

このcafeのテラスも家族みんなのお気に入りです。
休日は朝ごはんを食べに行ったりしました。
テラスで友達や家族といると、外をまた別の友達が通って
合流したり、言葉を交わしたり。
地元ならではの楽しい瞬間です。
結婚して地元を離れて、当たり前にいつも近くあった海が遠くなったり、
街を歩いてても昔から知ってるおばちゃんに声をかけられなくなったりして、
地元のよさを痛感することになりました。
1時間あれば帰れる距離だけれど、やはりいとおしいものです。
ここ最近、お店やcafeも増えて、遠くから来る人も多いようだけど、
都内のお店にはない、茅ヶ崎ならではのよさはなくならないで欲しいと
切に願う今日この頃です…