今日は、久しぶりの「
日本民藝館」へ。
隣接する駒場公園で子供も遊ばせられるし、
一緒にどう?と友人ファミリーに誘ってもらいました。
璃久を連れて行くのは初めて。
自分でトコトコ歩いて展示室を回っていました。
2階の展示室では長椅子に座り、雑誌「民藝」に読み入ったり(?)
ケースに入った大皿を、指差しながら覗き込んでる姿に、
何だか嬉しさを感じていました。
芸術に目覚めた?!なんて(笑)
車で15分くらいのところに、こんなに静かな空間があるなんて、
ちょっと信じがたいほど。
民藝館の周囲は閑静な住宅街と駒場公園、
東大の駒場キャンパスという環境なので、
いつ来てもシーンと、澄んだ空気を感じられます。
以前来た時とは展示の内容も変わっていて、
前回一番印象的だった硝子の作品は、
今回展示されていなかったのがちょっと残念。
この前は夏の設えだったからかな。
私はここに来ると、民藝作家の作品よりも、
伊万里の古いものや、李朝の古いものなんかに、
やはり強く目を惹かれます。
先日金沢に行った時も、いつも行く骨董屋さんで、
伊万里の蕎麦猪口を1つ買いましたが、
新しいものにはない、生地の雰囲気がとても気に入っています。
ここでいいものを見るのは、自分で目利きをするための
いい勉強になるなぁ。
展示を見た後は、西館となっている、柳宗悦邸を見学。
信州あたりの別荘に来たような感覚に浸ります。
広い間取りと、窓から見える緑が、そう思わせるのかな。
民藝館を見学した後は、駒場公園へ。
鬱蒼とした緑に囲まれたこの公園は、
旧前田家の前田利為侯爵駒場邸の前庭になる芝生が特徴的です。
遊具はたくさんないけれど、今の璃久ならちょうどいいかな。
おやつをかじりながらブランコに揺られ、満足そうにしていました。
旧前田家の邸宅には初めて行ってみましたが、
昭和初期の洋館らしい、車寄せとスクラッチタイルの外壁がとても素敵でした。
室内の壁紙や暖炉のレリーフも美しいもので、
鋳鉄製の暖炉の飾りに、ちゃんと、
前田家の家紋の梅鉢がデザインされていました。
この広い屋敷の中を、一生懸命歩き回った璃久は、
バギーに乗せたら眠ってしまい、「車に乗せたら起きちゃうかなぁ」、
「眠っている間にランチがとれたら、いいけどなぁ」、なんて思っていたら、
通りがかりにイタリアンレストランのランチメニューが。
え?こんなところに、レストラン?
まったく知らなかったのですが、東大の駒場Ⅱキャンパス内には
「Capo PELLICANO 」というレストランがあったのです。
キャンパス内に入ってみると、子供連れでお散歩に来ている人が何人もいて、
大学の門戸が開放されていることがよく分かりました。

パスタのランチとピザのランチを頼みましたが、
ピザはちゃんと、釜焼きで、薄手の生地がパリッとしていて美味しかったです。
璃久が眠っている間に、ゆっくりランチを頂くことができました。
食事が終わってデザートが出てきた頃起き出した璃久は、
眠気眼のまま、好みの全粒粉のバケットをバリバリと食べ始めました。
調べてみたら、駒場Ⅰキャンパスの方にはフレンチレストランもあるそうで。
大学内なのに本格的なんだなぁ。
こちらも気になるので、今度足を運んでみたいものです。
思いがけない発見もあった今日の民藝館見学。
充実した時間を過ごすきっかけをくれた友人に感謝!
いつもほんと、ありがとね!